GWP〈global warming potential〉


GWP〈global warming potential〉
地球温暖化係数

「地球温暖化係数」とは、二酸化炭素を基準にして、ほかの温室効果ガスがどれだけ温暖化する能力があるか表した数字のことである。

すなわち、単位質量(例えば1kg)の温室効果ガスが大気中に放出されたときに、一定時間内(例えば100年)に地球に与える放射エネルギーの積算値(すなわち温暖化への影響)を、CO₂に対する比率として見積もったものである。

GWPの計算方法については、まだ世界的に統一されたものがなく、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の報告書でも毎回数値が変わっている。

地球温暖化係数は、20年、100年、500年と異なるタイムスケールの設定に基づいた数値が発表されており、それぞれの温室効果ガスの寿命が異なるため、残留期間を考慮に入れると数値が異なる。
ただ、一般的に使用されているのは、100年間の影響を考えた場合の数値である。


【出典・参考情報】
全国地球温暖化防止活動推進センター(JCCCA)
地球温暖化係数(GWP)について
https://www.jccca.org/faq/15950


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