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★環境優良車普及講演会『 電動バスに関わる最近の動向について 』を開催
 LEVOは、『電動バスに関わる最近の動向について』と題する講演会を平成31年2月20日(水)に東海大学校友会館 望星の間(千代田区霞が関 霞が関ビルディング)で開催しました。会場にはバス事業者をはじめとする100名を超える関係者が出席し、早稲田大学の紙屋先生の基調講演のほか電動バスの導入に関わっている講師の方々から電動バスの普及策、導入事例、開発動向等の講演を頂きました。

≪開催概要≫
・日時 : 平成31年2月20日(水)13:30〜16:40
・会場 : 東海大学校友会館 望星の間(千代田区霞が関 霞が関ビルディング35階)
・テーマ : 電動バスに関わる最近の動向について
・議事次第
◇主催者挨拶
 一般財団法人 環境優良車普及機構            理事長 林 敏博

◇来賓挨拶
 国土交通省 自動車局 環境政策課            課長 佐橋 真人
 国土交通省 自動車局 旅客課バス産業活性化対策室  課長補佐 寺内 博昭
環境省 水・大気環境局   総務課長(併任)自動車環境対策課長 庄子 真憲

◇基調講演
早稲田大学大学院 環境・エネルギー研究科         教授 紙屋 雄史
「 “ヒト”と“地球”に優しい電動バス 」
・バス電動化への期待ならびに電動バス国内導入状況
  各種電動車両(BEV、PHV、FCV)に共通する長所
  国交省地域交通グリーン化事業による電動バスの導入実績
・電動バス三兄弟の仕組みと長所・短所(電気バス、プラグインハイブリッドバス、燃料電池バス)
  重量車電動化について
  電動バス三兄弟のシステム構成(=BEバス+PHバス+FCバス)
  短距離走行・多頻度充電型BEバス用充電器としてのワイヤレス方式への期待
・“ヒト”と“地球”に優しい電動バス
  小型電気バスの実営業運用(2011年12月より2.5年間)
  燃料電池ごみ収集車の実運用試験(2016年10月より1年間)
・まとめ(ヒトと地球に優しい電動バスの普及状況)

◇講演
(1)国土交通省 自動車局 環境政策課          課長 佐橋 真人
「 電動バスの普及に向けた国土交通省の取組 」
・二酸化炭素排出量の現状(2016年度確報値)、次世代自動車の普及促進策について
・重量車の燃費基準(2025年度基準)策定について、2025年度重量車燃費基準【路線バス・一般バス】
・次世代自動車への主な財政的支援(平成31年度予算案)
・地域交通のグリーン化に向けた次世代自動車の普及促進
・ハイブリッドバスの導入効果
・電動バスの普及状況
・電動バス導入ガイドライン概要(平成30年12月19日公表)
  電動バスの特性、電動バスの導入手順、電気バスのエネルギー(CO2)削減量の評価手法、
  電気バスの導入効果、地域交通グリーン化事業による電動バス導入事例

(2)株式会社みちのりホールディングス      ディレクター 吉持 次郎
「 みちのりグループの電気バス導入について 」
・みちのりグループ、みちのりグループ各社のこれまで
・タテ・ヨコのグループ経営とベストプラクティスの横展開
・みちのりグループの高速バス運行路線
・技術イノベーション
・電気バスの導入(1)−岩手県北自動車
・電気バスの導入(2)−会津乗合自動車

(3)東京都羽村市 都市建設部 都市計画課        課長 池田 明生
「 コミュニティバスへの電気バスの導入について 」
・羽村市の概要
・はむらん運行の目的、運行形態、運行コース、運行時間帯、運行車両、運行状況
・電気バス導入経緯、導入理由、導入時課題、デザイン
・電気バスとAZEMS※
・電気バス 今後の課題
※AZEMS(エイゼムス):All Zero Emission Mobile System (オールゼロエミッションモービルシステム)の頭文字を組み合わせた造語。市域のCO2排出量が多い自動車分野の低炭素化と枯渇性資源エネルギー対策を進めるため、平成27年12月7日にエイゼムスを始動。エイゼムスは太陽光発電の電力100%でEV(電気自動車)への給電によりCO2フリーのEV走行が可能。

(4)日野自動車株式会社 車両企画部     チーフエンジニア 山口 誠一
「 環境技術への取組 」
・これまでの日野の取り組み
  これまでの方針
  これまでの取り組み:エンジン、ハイブリッド、EV・PHV・FCV
・日野環境チャレンジ2050達成に向けた取り組み
  日野環境チャレンジ2050
  既存技術の向上
  次世代の車づくり
・電気バスの動向
  日本で走る電気バス、これまでの実績
  電動化の社会動向
  次世代車普及のために

(5)株式会社ハセテック パワエレ製品部 事業企画    参事 早坂 和重
「 大容量充電器の技術動向について 」
・世界のEV・EV Bus台数
・世界のEV化シフトの背景
・充電の種類と歩み
・充電器の規格
・現状の充電器設置状況
・充電器の高出力化
・将来の方向性
・今後の課題
  充電器メーカー一社では電動バスの普及はできないので、関連する自動車メーカー、改造メーカ
  ー、バッテリーメーカー、電力会社等の関係事業者と連携して取組むことが不可欠(スキーム構
  築)。
  特にバスのコスト対策としては、改造から、専用プラットフォームによる量産化が必要。
  充電器メーカーとしては、バス、トラックの設計段階から参画することが重要。
  普及拡大するには、全体最適化を図り市場にマッチした電動バス・トラックの市場投入が必要。
  それらを実行するには”補助金”が必須条件。

後援  国土交通省 環境省 公益社団法人 日本バス協会


主催者挨拶 : (一財)環境優良車普及機構
理事長 林 敏博
来賓挨拶 : 佐橋 真人 氏
(国土交通省 自動車局環境政策課 課長)
来賓挨拶 : 寺内 博昭 氏
(国土交通省 自動車局旅客課
バス産業活性化対策室 課長補佐)
来賓挨拶 : 庄子 真憲 氏
(環境省 水・大気環境局
総務課長(併任)自動車環境対策課長)
基調講演 : 紙屋 雄史 氏
(早稲田大学大学院
環境・エネルギー研究科 教授)
講演(1): 佐橋 真人 氏
(国土交通省 自動車局 環境政策課 課長)
講演(2): 吉持 次郎 氏
(株式会社みちのりホールディングス
ディレクター)
講演(3): 池田 明生 氏
(東京都羽村市 都市建設部都市計画課
課長)
講演(4): 山口 誠一 氏
(日野自動車株式会社 車両企画部
チーフエンジニア)
講演(5): 早坂 和重 氏
(株式会社ハセテック パワエレ製品部
事業企画 参事)
講演会の開催状況
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